高齢者は脱水になりやすいと言われています。
脱水は、水分が不足している状態のことを言いますが、
高齢者の場合は、成人の6割にまで体内水分が減るといれています。
ですので、成人と比べて、乾いた状態にあるので、脱水になりやすいわけです。
そして、高齢者は感覚の機能も衰えていく傾向にあるので、
口渇も健常者の様には感じず、脱水に気付きにくいと言われています。
施設介護では水分摂取に介護を必要する高齢者の場合には
職員の日ごろの管理がなければ、脱水の危険は増してしまいます。
夏もそうですが、乾燥しやすい冬であっても、脱水の危険はあるので、
その辺りも忘れてはいけません。
飲水することを拒否してしまう高齢者も少なくなく、
その理由には排尿の回数が増えることや、
気分の問題で水分をとりにくい人もいます。逆に、たくさん飲む人もいますが、
病気の関係で水分の摂取の制限をしている人もいます。
いろいろの条件の中でも、脱水の危険には本当に注意が必要です。
健康の維持のためのは一日に1000cc~1500cc程度の
水分は摂取することが望ましい、とされています。
ですので、こまめな水分の補給が大切になってきます。
一度脱水になってしますと、高齢者の体力は一気に低下するので、
脱水を起こさせないように、介護施設の職員は、
いつも気をつけなければいけません。
最初にも述べなしたが、高齢者は、水分を取ることを拒否することがよくあります。
介護職員も脱水についての理解が必要ですし、小分けにして少しずつ、
たくさん飲んでもらう方法が必要になることもあります。
脱水の症状に認知力が急に低下するとありますが、
「痴呆がすすんだのか?」と勘違いすることがあります。
個々でしっかり脱水についての症状として頭に入れて、
観察することも大切になってきます。
ぜひ参考にしてみてください!