こんにちは。
カラダラボ函館赤川の福田です。
朝晩の冷え込みが強くなり急に紅葉が進み山々の彩りが鮮やかになってきました。元気にお過ごしでしょうか。
ところでラボでは、ある施設に入所されている利用者様が買い物に行きたいと希望があり、歩いて近くのスーパーに行きました。
日頃、「足を鍛えてどんどん歩きたい」と前向きに訓練に取り組まれている方ですが施設に入所されているため、外出することもなく長い距離も歩くことがほとんどない方なので最後まで歩ききれるか挑戦でした。
ラボを出発。行きは下り坂で凸凹がたくさん。「フラフラするな~、行けるかな~」と不安げなお話しされながら休まずお店までたどり着きました。片道だけで11分かかりました。でもバランス取りながら歩かれておりました。
いざお店につくとシルバーカーにカゴを乗せ、スイスイと歩かれ欲しいポテトチップスとぶどうパンを探しました。
欲しかったものをカゴに乗せ、レジへ向かいます。
レジに着くとポケットからお財布を取り出し、店員さんに「いくらだ?」と聞かれ、1000円札を出し買われていました。
まだこの時点で一度も休んでいない状態でしたが、そのままの足でお店を出て「買えた~」と喜びの笑顔で会話しながら帰路に移りました。ただし、帰り道は上り坂。それでも休まず歩かれておりました。あともう少しでラボに着くというところでバス停のベンチがあったため、そこでほんの3分休まれました。「もういいど~、いぐべ~」と立ち上がり、ラボへ向かいました。23分、合計歩かれました。
「こんなに歩けると思わなかった~」「ありがとう」と言っていただきました。ご自分でも行けると思っていなかったようで少し自信がついたようです。
もっと鍛えて今度はフラフラせず、休まないで行けるといいな、と言っておりました。
帰りのバイタルを測った頃、疲れが出たのかウトウトされておりましたが、話しかけると満足げな笑顔を見せてくださいました。